おばあちゃんの死を前に『明日死ぬかもよ?』を読んで感じたこと

学び
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『明日死ぬかもよ?』を読んだのは、おばあちゃんの死期が近いことを感じたからだ。人の一生について考える機会は、普段の生活の中ではそう多くない。日々の仕事や家族のこと、未来への計画で忙殺され、死について真剣に考えることは避けがちだ。だが、近しい人の死が迫ると、自然とそういったことに目を向けざるを得なくなる。

この本のタイトルは、一見ショッキングに感じるかもしれない。「死」を前提に日常を見つめ直すというメッセージが込められているが、実際に読んでみると、決して暗い気持ちにさせるものではなく、むしろ今を生きること」について深く考えさせられる内容だった。私がこの本を手に取ったのは、おばあちゃんが弱っていく姿を見て、これまで以上に自分自身の人生や時間の使い方について考え始めたからだ。

おばあちゃんの存在と向き合う

おばあちゃんは私にとって大切な存在だ。幼い頃から彼女に多くのことを教わり、支えられてきた。そんなおばあちゃんが今、体調を崩し、病院で過ごす日々が続いている。医療従事者として、多くの患者さんと向き合ってきたが、家族となるとまた違う感情が湧き上がる。病状が進行するたびに「もっと早く、もっと多くの時間を一緒に過ごしていればよかった」と後悔する自分もいる。

そんな中、『明日死ぬかもよ?』を読むことで、過去に戻って「もっとこうすればよかった」という気持ちではなく、これからの時間をどう生きるかに焦点を当てることができた。この本が伝えているのは、「今この瞬間が大切だ」ということ。過去の後悔や未来の不安に縛られるのではなく、今ここでできることに全力を尽くす。そのメッセージが心に響いた。

死を見据えた「今」の生き方

本の中で特に印象に残ったのは、「やりたいことを先延ばしにしない」という教えだ。人はよく、「時間があるときに」「仕事が落ち着いたら」などと考えて、自分のやりたいことを後回しにしてしまう。しかし、明日が来る保証などどこにもない。それならば、今この瞬間にできることを大切にすべきだ、という考え方だ。

おばあちゃんの体調が悪化してから、私は何度も病院に足を運び、彼女との時間を共有するようにしている。その時間は短いかもしれないが、一緒にいることで何かしらの安心感を与えられたらいいと思っている。また、この時間を通じて自分も「今この瞬間に全力で生きる」ということを学んでいる気がする。おばあちゃんとの会話の中で、彼女は「もっとやりたいことがあった」と話すこともある。それを聞くたびに、私も後悔しないように生きなければ、と改めて思うのだ。

自分自身の死について考える

『明日死ぬかもよ?』を読んだことで、自分自身の死についても考えざるを得なくなった。普段は「まだまだ先のこと」として遠ざけてしまいがちだが、実際には誰にでも、どんな瞬間にでも訪れる可能性がある。それに向き合うことで、今の生活や自分の行動を見直すきっかけとなった。

仕事の忙しさや、家庭のことに追われる中で、私も多くのことを後回しにしてきた。しかし、この本を読んでからは、もっと自分の感情ややりたいことを大切にしようと思うようになった。家族との時間や、趣味の読書や投資、そしてブログを書くことも、今しかできないことだと感じるようになったのだ。

実践するための行動計画

この本の教えを実践するために、私はいくつかの行動計画を立てた。まず第一に、「毎日を大切に生きる」ということを意識する。これは、単に時間を無駄にしないという意味ではなく、毎日をどう充実させるかを考えることだ。おばあちゃんとの時間は限られているかもしれないが、その中で彼女にどれだけ寄り添い、感謝を伝えられるかを大切にしたいと思っている。

第二に、「やりたいことを先延ばしにしない」ことだ。私自身も、これまで仕事や家庭のことを優先して、自分のやりたいことを後回しにしてきた部分がある。これからは、もっと自分の気持ちに正直になり、やりたいことを積極的に行動に移していこうと思う。それが、たとえ小さなことでも、今の自分にとって大切な一歩だと感じる。

最後に

『明日死ぬかもよ?』は、死を見つめることで生き方を見直すための本だ。おばあちゃんの死を目前にして、私はこの本を通じて、自分自身の生き方や時間の使い方について深く考えることができた。これからも、おばあちゃんとの時間を大切にしながら、自分の人生をどう生きるか、真剣に向き合っていきたいと思う。

「明日死ぬかもよ?」というメッセージを胸に、日々をより豊かに生きるための行動を、今この瞬間から始めるべきだと強く感じている。それは、おばあちゃんへの感謝の気持ちを表すと同時に、自分自身の人生を最大限に生きるための第一歩でもある。

おまけトーク

ゆーせい
ゆーせい

おばあちゃんのように、死期が近づいたときに子や孫が自然と集まってくるような、そんな温かい家族の関係を築いていきたい。

みんなに愛され、思い出をたくさん共有できる存在でありたいって思うんだ。

家族との時間を大切にして、これからも少しずつそんな絆を深めていくのが、ぼくの目標です。

んじゃ、またねー!

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