30代でわかった!物より体験の豊かさ

失敗談
記事内に広告が含まれています。

社会人としてお金を稼ぐようになったとき、多くの人は自由に好きなものを買える喜びを経験します。しかし、その後、結婚や子どもの誕生を通じて、人生の優先順位は大きく変わります。自由に使えるお金が減ったとしても、本当の幸福とは何かを見つめ直すことで、以前よりも豊かな日々を送れることに気づく瞬間があるのです。このエッセイでは、お金の使い方と幸福感についての気づきについて、私自身の経験を元に考えてみます。

人生の転機とお金の価値観の変化

1. 見栄と自己肯定感を求めた買い物

社会人になって、初めての給料が入ったときの感動は忘れられません。それまで学生だった自分が、一人前の大人としてお金を稼ぐようになったという実感が湧いた瞬間でした。そしてその自由さを最大限に享受しようと、好きなものを好きなタイミングで買い、生活を楽しんでいました。特に高価なブランド品を手に入れることで、自分が大人になったような気がしていたのです。

その背景には「見栄」がありました。他人からどう見られるか、友人や同僚からの視線を意識し、少しでも良い印象を与えたかった。ブランド物を持っている自分が、他の人から尊敬されているかもしれないという自己満足がありました。しかし、その幸福感は一時的なもので、新しい物を手に入れてもすぐに次の物が必要になる。満たされることのない消費のサイクルに陥っていました。

2. 結婚と家族が教えてくれた価値観の変化

そんな中、人生の転機が訪れました。結婚をし、そして子どもが生まれたことです。家族が増えると、当然ながら自分のために使えるお金は減っていきます。子どものための生活費、教育費、将来のための貯金など、優先順位が変わってきます。

初めはその変化に戸惑いもありました。独身時代の自由さが懐かしくなり、もう少しだけ自分のためにお金を使いたいという気持ちもありました。しかし、家族が増えたことで、「本当に必要なものは何か」という問いを常に考えるようになり、優先順位をつけることの大切さに気づきました。

その結果、私は「やりたいことリスト」を家族で作成しました。このリストは、家族全員が心から楽しめる活動や体験を書き出し、それに向けてお金を使うことで、全員の満足度を上げることを目的としています。これにより、お金の使い方が家族中心となり、使える金額が限られていても、その中で充実感を得られるようになりました。

3. お金の使い方がもたらす幸福の再定義

家族と共に過ごす時間や経験にお金を使うことで、以前のような高価な物を持つことへの欲求が自然と薄れていきました。例えば、週末に家族で近くの公園に行ったり、一緒に料理を作ったりするだけで、大きな幸福感を得られることに気づいたのです。

独身時代は、何かを手に入れることが幸福への近道だと考えていましたが、家族と過ごす中で、その考え方は大きく変わりました。物を持つこと以上に、体験や時間を共有することで得られる幸せの方が、ずっと心に残り、自分を豊かにしてくれるものだと実感しています。

例えば、ある日、実家でBBQをしたときのこと。準備に手間がかかり、食材を揃えるのにも時間がかかりましたが、子どもたちのはしゃぐ姿や、一緒に食事を楽しむ時間が何にも代え難いものとなりました。そんな瞬間を共有できることが、私にとっての真の幸せであり、物質的な豊かさよりも大切なものだと感じています。

4. 優先順位をつけることで得た豊かさ

お金の使い道を考える上で、最も大切なのは「優先順位をつけること」だと気づきました。欲しいものはたくさんありますが、それらすべてを手に入れることはできません。しかし、何が本当に大切なのかを見極め、それに基づいてお金を使うことで、少ない予算でも十分な満足感を得ることができます。

家族との「やりたいことリスト」を作ったことは、まさにその優先順位を明確にするための手段でした。たとえ収入が限られていても、その中でできる範囲のことを楽しむことで、家族全員が幸せを感じられるようになったのです。そして、それは物を買うことだけではなく、時間をどう使うかという点でも重要なことでした。

例えば、休日に何をするかという計画を立てる際も、「家族みんなで楽しむこと」を最優先にしました。これによって、無駄な出費を避けるだけでなく、家族の絆が深まり、より強い充実感を感じることができたのです。

まとめ

社会人としてお金を稼ぎ始めたとき、物を手に入れることで自分を満たそうとしていた私。しかし、結婚し家族ができたことで、お金の使い方に対する考え方が大きく変わりました。物を持つことよりも、家族と過ごす時間や経験にお金を使うことが、より豊かな人生をもたらすということを学びました。

限られたお金の中で優先順位をつけ、本当に大切なものに投資すること。それが、見栄や一時的な満足を追い求めていたころには得られなかった、本当の豊かさと幸福をもたらしてくれました。今でも、お金の使い方について悩むことはありますが、「何が自分や家族にとって一番大切なのか」を常に考えることで、より良い選択をし、日々の生活を充実させることができています。

  • 見栄による消費の失敗
    ブランド品購入などで一時的な幸福感を得るも、満たされない消費サイクルに陥った。
  • 家族による価値観の変化
    結婚や子どもの誕生を通じて、優先順位を再考し、本当に必要なものを見極めるようになった。
  • 「やりたいことリスト」の実践
    家族で楽しむ体験をリスト化し、物よりも共有する時間や体験を重視するように。
  • 体験がもたらす幸福感
    公園やBBQなどのシンプルな家族体験が、物以上の豊かさと満足感を提供。
  • 優先順位とお金の使い方
    欲しいものすべてではなく、大切なものに絞ることで限られた予算でも幸福な生活を実現。

おまけトーク

ゆーせい
ゆーせい

30代になって、ほんと🎁物よりも体験✨が良い思い出になるって実感しました。
昔はブランド品とか、見栄👗👛ばっかり気にしてたけど、今は家族👨‍👩‍👧‍👦と過ごす時間や体験が心に残るなぁって思います。
若い頃の自分に「それ一瞬で飽きるよ😅」って教えてあげたいけど、それも必要な通過点だったのかなって感じますね!

んじゃ、またねー!

タイトルとURLをコピーしました