「子育てを楽しみたい」と意気込んでいた父親。しかし現実は、日々の疲れやプレッシャーに押しつぶされそうでした。そんな私が『私、子育て向いてないかもがラクになる本』に出会い、子どもとの時間が少しずつ楽になるまでの道のりをお話しします。
子育て疲れから解放される秘訣
肩に力が入りすぎていた日々
子育てをがんばろうと意気込んでいた父親として、最近の自分を振り返ると、少し肩に力が入りすぎていたと感じます。私には5歳と2歳の子どもがいますが、「子育てを完璧にこなしたい」「いい親でありたい」という思いが強すぎたのかもしれません。その結果、日々の育児が次第に苦痛に感じるようになり、自分自身に疑問を持つようになりました。
特に印象的だったのは、忙しい日常の中で自分の感情に向き合う時間を失っていたことです。毎日仕事を終えて帰宅すると、子どもたちの世話や家事が待っており、自分の気持ちを振り返る余裕などほとんどありませんでした。疲れを抱えたまま、子どもたちの「遊んで」の一言に応じるのが精一杯。そんな自分に対して「ちゃんとやれていない」と自責の念を抱くこともありました。
2. 子育ては「頑張る」ではなく「関わる」もの
そんな中で出会ったのが『私、子育て向いてないかもがラクになる本』です。この本のタイトルを見たとき、まるで自分の心の声を代弁してくれているような気がしました。「向いてない」なんて思ってはいけないと感じていたけれど、どこかで「自分には子育ては重荷なのではないか」と思う瞬間があったのも事実でした。
この本が教えてくれたのは、「子育てが苦しいと感じるのは、親として当然の感情である」ということです。子どもとの時間を全て楽しめなくても、それは親として失格というわけではない。むしろ、そうした感情を受け入れることで気持ちが少し軽くなりました。特に印象に残ったのは、「子育ては『頑張る』ものではなく、『関わる』もの」という言葉です。これを読んだとき、まるで肩に背負っていた重い荷物を下ろせたような感覚になりました。
子どもたちとの関わり方を見直してみると、小さな瞬間にも喜びがあることに気づきました。例えば、子どもが絵を描いて見せてくれたとき、その絵の中に感じる彼らの思いや発想の豊かさに驚かされます。あるいは、一緒に料理をするとき、小さな手で真剣に野菜を切ろうとする姿を見ると、自分の心が温かくなるのを感じました。こうした瞬間を見逃さないことが「関わる」ということなのだと実感しました。
3. 自分の人生も楽しむ大切さ
また、本の中で紹介されていた「親も自分の人生を楽しむ」という考え方にはハッとさせられました。子どものために全てを犠牲にするのではなく、自分自身が楽しいと思えることを見つけ、それを大切にすることが、結果的に子どもにも良い影響を与えるという話です。この一節を読んで、最近全く読んでいなかった趣味の本を手に取るようになりました。
自分の楽しみを再発見する過程で気づいたのは、子どもたちも親が楽しんでいる姿を見るのが好きだということです。例えば、私が趣味の本を読んでいる間、子どもたちも隣で絵本を読んでくれたり、時には「パパ、何読んでるの?」と興味を示してくれます。このような時間が親子の新しい形のつながりを生むきっかけになりました。
さらに、家族と過ごす時間を見直すようになりました。以前は、「今日はどこに連れて行こう」「どんな遊びをしよう」と計画を立て、それをこなすことに必死になっていました。でも、この本を読んでからは、ただ子どもたちと一緒にいる時間を大切にしようと心がけています。子どもたちと公園でゆっくり散歩したり、一緒にお絵かきをしたりするだけで、以前よりもリラックスして子どもたちと向き合えるようになりました。
また、子どもたちとの時間に加えて、自分自身の時間も意識的に作るようになりました。早朝や夜の少しの時間を活用して好きな音楽を聴いたり、短い散歩を楽しんだりしています。このような小さな自分時間が、子育てへの意欲を取り戻すエネルギー源になっています。
もちろん、全てが劇的に変わったわけではありません。疲れてイライラしてしまう日もありますし、思うようにいかないことも多いです。それでも、『私、子育て向いてないかもがラクになる本』のおかげで、子育てに対する見方が少しずつ変わってきた気がします。
まとめ
父親として、「完璧」を目指すのではなく、「一緒に成長していく」ことを大切にしたいと思えるようになりました。そして何より、「自分には向いてない」と思うのではなく、「今できることをやればいい」と自分に言い聞かせるようにしています。
この本を通じて学んだのは、子育てに正解はないということです。それぞれの家庭や子どもたちには独自のリズムがあり、それに合わせて進んでいけば良いのです。無理に他人と比べる必要はなく、自分たちのペースを見つけることが大切だと気づきました。
また、子育てにおいて親自身が幸せでいることが、子どもたちにとっても良い環境を作る第一歩であると実感しました。肩の力を抜いて、自分の楽しみも見つけながら進んでいけば、親子ともに笑顔でいられる時間が増えるのだと思います。
この本は、子育てに疲れたときや自分を見失いそうなときに、再び道を示してくれる一冊です。ぜひ手に取ってみてください。そして、少しずつ自分に優しくなりながら、子どもたちとの日々を楽しんでいきましょう。
- 完璧を目指すより、「一緒に成長していく」姿勢が大切。
- 子育てに正解はなく、自分たちのペースを見つけることが重要。
- 自分の楽しみを見つけることで、子どもたちにも良い影響を与えられる。
- 親自身が幸せでいることが、子育ての基本。
- 肩の力を抜いて、自分らしい子育てを実践することで親子の時間を充実させる。
おまけトーク
最近、ちょっとしたことで子育てのスイッチが切れちゃうことがあって💦
例えば、子どもたちが大きな声を出したり、言うことを聞いてくれなかったりすると、なんかもう距離を置きたくなるというか…
正直、子どもが近づいてくるのが嫌になる瞬間もあったんです😔
でも、この本を読んだら、そういう気持ちを抱えてもいいんだって思えたんですよね✨
それだけで、少し心が軽くなったというか☺️
まだ完璧には無理だけど、少しずつ楽に考えられるようになった気がします🌟
んじゃ、またねー!