住宅ローンを選ぶ際、多くの方が悩むのが「固定金利」か「変動金利」かという選択です。私自身、当初はフラット35一択で進めていました。長期固定金利による安定した返済計画が魅力的だったからです。しかし、審査に落ちてしまい、この選択肢を断念せざるを得ませんでした。
この経験を機に、固定金利と変動金利のメリット・デメリットを改めて見直し、どちらが自分たちにとって最適なのかを深く考えることになりました。今回は、私が固定金利を選びたかった理由と、その背景について詳しくお話しします。
固定資産の魅力とその考え方
固定金利を選びたかった理由
1. ずっと同じ金額を払い続けたかった
固定金利の最大の魅力は、金利が契約時に確定するため、毎月の返済額が一定であることです。この安定性が、長期的なライフプランを立てやすくしてくれます。特に、家族の生活や教育費など他の出費が多い中で、ローン返済額が変動するリスクを避けたかったのです。
安定した支出計画を立てることで、余剰資金を効率よく貯蓄や投資に回せるという点も固定金利の大きな魅力です。また、収入が予測しづらい将来において、一定の返済額で安心して生活できる点が固定金利の魅力をさらに強調しています。
2. 金利上昇のストレスを避けたかった
変動金利の低金利は確かに魅力的でした。しかし、金利が上がった場合、その影響は家計に直撃します。未来の金利動向は誰にも予測できないため、常に金利上昇の可能性に怯えるのはストレスになると考えました。固定金利であれば、たとえ金利が上昇しても影響を受けないという安心感が得られます。
さらに、金利上昇が家計に与える影響は想像以上に大きいです。金利がわずか1%上がるだけで、総支払額が何百万円も増える可能性があります。このリスクを避けるために、固定金利の選択は非常に有効だと考えました。
3. 金利差は「保険料」として捉えていた
固定金利は変動金利より金利が高い傾向にあります。この差額を、金利上昇時のリスクを回避するための「保険料」として捉えていました。一定額の支払いを続ける安心感を買う、という考え方です。
また、長期的に見れば、この保険料が将来のリスクを避けるための投資と考えることもできます。金利が上昇した際のストレスや経済的負担を軽減できることを考えると、固定金利に支払う少しの追加コストは十分に価値があると感じました。
固定金利と変動金利の考え方
住宅ローンを選ぶ際、「リスクをどちらが引き受けるか」を考えることが重要です。
- 変動金利:契約者がリスクを引き受ける
- 金利が低くても、将来的に金利が上がれば返済額が増えるリスクを抱えます。
- 金利が上昇しない場合は総支払額が少なく済む可能性があるため、短期的なリスクを取れる人に向いています。
- 固定金利:銀行がリスクを引き受ける
- 銀行側が金利リスクを負担するため、安定した支払いが保証されます。
- 安定した返済計画を立てたい人、長期的にリスクを避けたい人に適しています。
どちらを選ぶかは、自分がどれだけリスクを受け入れられるかにかかっています。また、家族構成や収入の安定性も考慮する必要があります。
誰も予測できない未来の金利
私が契約を進めていた際、当初は固定金利を選択するつもりでした。しかし、フラット35の審査に落ちてしまい、固定金利を断念せざるを得ませんでした。当時は周囲から「金利が上がることはない」という声が多く聞かれましたが、現在は金利が上昇する兆しが見え始めています。
将来どれくらいの金利になるのかは、誰にも予測できません。この不確実性を考えると、固定金利を選んでおけばよかったと感じることがあります。
現在のような金利が上昇傾向にある時代では、リスクをどう分散するかがますます重要です。固定金利と変動金利の選択は、自分の家計や資産状況に合ったものを選ぶべきです。
頭金による固定金利の金利引き下げの可能性
固定金利は、頭金の割合によって金利を引き下げることが可能な場合があります。たとえば、ARUHI住宅ローンでは、頭金をどれくらい入れるかによって適用される金利が変わる仕組みがあります。頭金を多く入れることで金利を引き下げ、固定金利を選択する負担を軽減できる可能性があるのです。
このような条件を事前に把握しておくことで、自分に最適な金利条件を見つけやすくなります。固定金利を選ぶ際には、頭金とのバランスを考慮することが重要です。
また、頭金を多く入れることで、総支払額が大幅に減少するため、将来的な家計の負担軽減にもつながります。特に固定金利を選ぶ場合、このポイントは非常に重要です。
固定金利と変動金利は資産状況によって選ぶべき?
固定金利と変動金利の選択には、資産状況も影響すると考えています。
- 固定金利:資産が少ない人向け
- 金利上昇時に対応する資産がない場合、毎月の返済額が一定の固定金利が適しています。
- 安定した支払いが確保されるため、長期的な家計管理がしやすい。
- 変動金利:資産が多い人向け
- 金利が上昇しても繰り上げ返済などで柔軟に対応できるため、変動金利のリスクを受け入れやすい。
- 余剰資金を運用することで、変動金利のリスクを補うことが可能です。
資産状況によって選択肢が異なるという考え方は、現在でも有効だと感じています。また、家計の柔軟性を高めるために、複数の選択肢を組み合わせることも検討する価値があります。
まとめ
固定金利と変動金利には、それぞれのメリットとリスクがあります。私が固定金利を選びたかった理由は、安心感と安定性に重きを置いたからです。一方で、変動金利には低金利という魅力があるため、資産状況やリスク許容度によって選ぶ必要があります。
誰にも未来の金利動向は予測できません。だからこそ、自分自身のライフプランや経済状況に合わせて、最適な選択をすることが重要です。この経験が、これから住宅ローンを検討する方の参考になれば幸いです。
- 固定金利は、安定した返済計画を求める人に最適。
- 変動金利は、リスクを取れる人や資産の多い人向け。
- 頭金を多く入れることで、固定金利の金利を引き下げることが可能。
- 金利動向は誰にも予測できないため、自分のリスク許容度や家計状況に基づいた選択が重要。
項目 | 変動金利 | 固定金利 |
---|---|---|
金利の特徴 | 契約期間中に金利が変動する可能性がある | 契約期間中、金利が一定 |
月々の返済額 | 金利変動により返済額が増減する可能性あり | 契約時に決定した返済額が一定 |
メリット | ・初期金利が低い ・総返済額が固定金利より少ない可能性が高い | ・金利が変動しても影響を受けない ・安定した返済計画が立てやすい |
デメリット | ・金利上昇時に返済額が増加するリスク ・金利動向により総返済額が不確定 | ・初期金利が変動金利より高い ・借り換えが難しい場合がある |
リスク負担者 | 借り手が金利上昇のリスクを負う | 銀行が金利リスクを負担する |
おすすめの利用者 | ・短期間で返済する予定のある人 ・金利上昇のリスクを許容できる人 | ・長期間にわたる返済を予定している人 ・安定した支出を希望する人 |
適用金利の影響要因 | 金利市場の動向によって変動 | 契約時に決定した金利を適用 |
適用される主な商品 | ネット銀行や一部の地方銀行の住宅ローン | フラット35など、長期固定金利型の住宅ローン |
その他の考慮点 | 金利が上昇した場合のシミュレーションが必要繰り上げ返済を計画することでリスク軽減が可能 | 頭金を多く用意すると金利優遇を受けられる場合がある |
おまけトーク
フラット35の審査に落ちるなんて、全然想定してなかったんですよね😅
ネットでは『最後の砦』って書かれてたから、これなら大丈夫!
って思い込んでました。でも現実は厳しい…💦
結果的に他の選択肢を真剣に考えるきっかけになりましたけど、あの時は本当に焦りましたね!😵💫🏠
んじゃ、またねー!