家族の未来を守る住宅ローン:私たちの選択とその理由

実践
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家を購入すると決めた瞬間から、最大の課題として立ちはだかったのが「住宅ローン選び」でした。膨大な選択肢と情報の中で、どれが自分たちにとってベストなのかを見つけるのは一筋縄ではいきませんでした。しかし、徹底した情報収集と夫婦の話し合いを経て、私たちなりの選択方法にたどり着きました。今回は、その過程と基準について具体的に記録していきます。

私たちの住宅ローン選びの記録

金利タイプの選択

固定金利を希望していた理由

住宅を購入した際、担当者から「ずっと金利は上がっていませんよ」と言われたり、「固定金利で組んだ人はほとんどいません」と説明を受けました。そのため、金利が上がるという懸念を抱く人は少ないように感じました。しかし、将来の金利推移を正確に予測できる人などいません。

当初はフラット35を利用して固定金利を選びたいと考えていました。ずっと同じ金利でライフプランを立てやすく、安心感があったからです。また、変動金利との差額を「将来の安心を買う保険料」と考えていました。しかし、フラット35の審査に通らず、固定金利を断念せざるを得ませんでした。

当初固定金利の甘い罠

10年固定金利には注意すべき点もあります。10年間固定金利で一定の支払いをした後、11年目から引き下げ幅の小さい変動金利に切り替わる仕組みが多く、結果的に総支払額が高くなる可能性があるのです。こうした事情を考慮し、最終的には35年間固定金利または変動金利の2択に絞ることになりました。

変動金利の選択

やむを得ず変動金利を選択することになりましたが、現在の低金利を活用できる点は魅力でした。ただし、金利上昇のリスクを考慮し、余裕を持った借入額を設定しました。また、変動金利しか選択肢がなくなったため、ネット銀行を選びました。中でも住信SBIネット銀行は店舗もあり、契約がスムーズに進められる点が決め手となりました。

変動金利を選ぶ際には、将来の収入増加や繰り上げ返済の柔軟性を考慮しました。リスクはあるものの、総支払額を抑える選択として納得しています。

シミュレーションの活用

複数のシナリオを立て、金利上昇時の影響をシミュレーションしました。例えば、1%、2%の金利上昇を想定し、それでも家計に大きな影響を与えない範囲で借入額を調整しました。また、当初予定していた固定金利以上に月々の支払額が上がった場合は、繰り上げ返済をする計画を立てています。

このシミュレーションを繰り返すことで、将来の家計におけるリスクを最小限に抑える計画を立てることができました。

銀行の比較で見えた違い

複数の銀行を比較することで、それぞれの特徴を明確に理解しました。今回は地方銀行2つと住信SBIネット銀行の3つを比較しました。

また、住宅ローンの金利比較において、私たちはモゲチェックというサービスを利用しました。このツールを活用することで、複数の銀行の金利や条件を簡単に比較でき、時間を大幅に節約することができました。

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住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は、3つの中で金利が最も低いという大きなメリットがありました。私は証券口座もSBIを利用していたため、ネット銀行への信頼感があり、この選択により契約がスムーズに進みました。しかし、初期費用が高く、借入額の2%が必要でした。一方で、店舗もあるため契約がスムーズに進められる点が魅力でした。

ネット銀行を選ぶメリットとしては、繰り上げ返済の手続きが容易である点も挙げられます。将来的に金利が上昇した場合にも柔軟に対応できると感じました。

地方銀行

地方銀行2つは、初期費用が数万円とネット銀行に比べて安い点が特徴でした。しかし、金利がネット銀行よりも高く、長期的な総支払額では不利になることがわかりました。

また、地方銀行は対面でのサポートが充実しているため、初めての住宅ローン契約において安心感を得られる一方、条件面で大きな差が生じることを実感しました。

金利や初期費用の違いを考慮し、最終的には住信SBIネット銀行を選択しました。

夫婦で決めた3つのルール

住宅ローンは家族全体の生活に直結するため、夫婦で話し合い、以下のルールを設定しました。

  1. 返済額は手取りの3割以下に抑える
    子どもが2人になる予定があるため、育児休暇や時短勤務を想定して無理のない範囲を設定しました。
  2. ボーナス払いはしない
    会社のボーナス減額リスクを考慮し、安定した月々の支払いに限定しました。
  3. 定年前に完済する
    老後の生活を圧迫しないよう、65歳までに完済できる期間でローンを組みました。

しかし、実際に購入した家は、夫婦で決めたルールの範囲を超える価格でした。そのため、頭金を増やすことで調整し、結果的にルールの範囲内に収めることができました。この決断により、家計の負担を最小限に抑えつつ、理想の住まいを手に入れることができました。

繰り上げ返済の方針

現在は子育てにお金がかかるため、繰り上げ返済を行わない方針です。

繰り上げ返済を検討するパターン

  • 当初想定していた固定金利以上に月々の支払額が上昇した場合
  • 子育てが終わって、教育費が必要なくなった場合

には、繰り上げ返済を検討する計画です。

住宅ローンは余裕を持たせて組むことが重要だと考えました。35年間という長期にわたり支払いを続けるためには、金利が上がった場合のシナリオも想定し、それに耐えられる計画を立てる必要があります。このような準備が、私たちの家計に安心感を与える要因となっています。

繰り上げ返済を行うタイミングについては、家計の余裕が生まれたときに集中して返済する計画を立てています。

学んだこと

住宅ローン選びを通じて、学ぶことの大切さ」を強く実感しました。もし担当者に言われるまま契約を進めていたら、高い金利を支払い続けることになっていたでしょう。また、金利が安いという理由だけで固定金利を選ばないままだった可能性もあります。

将来の金利動向を誰も正確に予測できない中で、自分自身で情報を集め、知識を深めることの重要性を痛感しました。何も知らないままだと、お金を搾取されるリスクが高まるという現実を学びました。

さらに、金利や月々の支払額だけでなく、長期的な家計全体を見据えた計画を立てることが、安心感のある選択につながると実感しました。また、銀行ごとの特徴や初期費用の違いをしっかり把握することで、総額としてのコスト意識が高まり、納得のいく選択ができました。

まとめ

住宅ローン選びは、家族の未来を左右する重要な決断です。金利や返済方法、銀行の選択だけでなく、家計全体を見据えた長期的な計画が必要不可欠だと感じました。私たちは固定金利と変動金利の選択や、複数の銀行の比較を通じて、最終的に自分たちに最適な選択肢を見つけることができました。

今回の経験を通じて、誰もが将来の金利動向を予測できない現実を受け入れ、柔軟な対応力を持つことの重要性を学びました。また、頭金の調整やシミュレーションを活用することで、家計の負担を軽減しつつ、理想の住まいを手に入れる道筋をつけることができました。

私たちの経験が、これから住宅ローンを検討する方々の参考になれば幸いです。そして、それぞれの家庭に合った最適な選択を見つけ、安心して未来に向かって歩んでいってほしいと願っています。

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おまけトーク

ゆーせい
ゆーせい

どうしても家を建てるときって、あれもこれもオプションで付けたくなっちゃいますよね。
キッチンをグレードアップしたり、ちょっといい床材にしてみたり…
結局、最初に想定してた金額なんて、あってないようなものになっちゃうんですよね😂
でも、完成した家を見ると『やっぱりこれで良かった!』って思えるから不思議です!

んじゃ、またねー!

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