ショーペンハウアーが教える「幸せの3つの要素」:私の苦い経験と気づき

失敗談
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ショーペンハウアーは「人間の幸せは3つの要素で決まる」と言います。

  1. その人自身の性格や考え方(人柄や人間性)
  2. その人が持っているもの(お金や物)
  3. その人が他人に与える印象(名声や評価)

この言葉を聞いたとき、私はすぐに自分の過去を思い出しました。特に「持っているもの」と「他人に与える印象」に振り回され、苦しかった経験が今でも強く心に残っています。

持っているもの:お金への焦りと妬み

ショーペンハウアーが言う「持っているもの」は、お金や物です。私は当時、お金がないことや奨学金の返済がずっと重荷でした。「医者はいいな、稼げるから羨ましい」と何度も思ったことがあります。「お金さえあれば安心できるのに」「貯金があれば将来の不安もない」と他人と比べては落ち込み、妬みばかり抱えていました。

さらに、SNSでは「FIREした」「億り人になった」という投稿を見るたび、自分が情けなく感じました。そして仕事でも、「こんなに頑張っているのに給料が上がらない」「だらだら働いている人の方が給料が高いなんて納得できない」と、怒りや不満が募るばかりでした。

今振り返ると、他人と自分を比べてばかりいたことが、不幸を引き寄せていたのだと気づきます。「持っているもの」は確かに幸せの一部ですが、それを他人と比べることに意味はありません。大事なのは、自分の現状に目を向け、自分らしく満足できる生き方をすることだと思います。

他人に与える印象:Yesマンで苦しかった日々

「他人に与える印象」も、私にとって大きな問題でした。嫌われたくないという思いから、私は何でも「Yes」と言うようになりました。相手の期待に応えたくて、無理をしてでも笑顔を作り、頼まれごとはすべて引き受けていました。

しかし、その結果、心も体も疲れ切ってしまいました。「自分が本当にやりたいことは何なのか?」と考える余裕もなく、自分の気持ちを押し殺し続けたのです。

他人の評価や印象は確かに気になるものです。でも、それに縛られて自分を見失ってしまったら意味がありません。今では、「他人がどう思うか」よりも「自分がどうしたいか」を優先するようになりました。その方が心が軽くなり、毎日が少し楽しく感じられるのです。

次に、3つ目の「他人に与える印象」。これも当時の私には大きな問題でした。他人からどう思われるかを気にしすぎて、精神的に追い詰められていた時期があります。

私は八方美人で、誰からも嫌われたくなかったんです。「この人に嫌われたらどうしよう」「あの人に悪く思われたくない」と考えるあまり、いつしかYesマンになっていました。

仕事でもプライベートでも、頼まれたことはすべて引き受ける。無理をしてでも笑顔で対応し、相手の期待に応えようとする――そんな毎日が続いた結果、心も体も疲れ切ってしまいました。何より、自分の気持ちや意見を押し殺していたので、「自分が何をしたいのか」すら分からなくなってしまったんです。

ショーペンハウアーの言う「他人に与える印象」や名声は確かに幸せの一部かもしれません。でも、それに振り回されて、自分を見失ってしまったら本末転倒です。今では、他人の評価に過剰に反応するのではなく、「自分がどうありたいか」を優先するように意識しています。

幸せの本質は「自分自身」にある

こうして2番目の「持っているもの」と3番目の「他人に与える印象」に振り回されてきた私ですが、今はショーペンハウアーの1番目の要素、「その人自身の性格や考え方(人柄や人間性)」こそが、幸せにとって一番大切だと感じています。

なぜなら、2番目の「持っているもの」や3番目の「他人に与える印象」は、結局のところ、他人との比較や他人からの評価によって決まるものだからです。 お金や所有物、名声は一見、自分の努力で手に入れられるように見えますが、周囲との相対的な評価によってその価値が変わります。そして、その評価は自分ではコントロールできません。

しかし、1番目の「自分自身の性格や考え方」は、誰からも冒されることなく、自分でコントロールすることができる要素です。 人生において普遍的なものであり、外的な状況に左右されることなく、自分の中にしっかりと根付かせることができます。

お金がなくても、自分の心が豊かであれば満足できる。他人からどう思われようと、自分の軸を持っていれば揺るがない――そんな考え方が、少しずつ私をラクにしてくれました。

もちろん、今でも貯蓄を増やしたいですし、他人から良く思われたい気持ちはあります。でも、それは「人生のすべて」ではなくなりました。「自分自身を大切にする」という、普遍的で自分の意志でコントロールできる1番目の要素に目を向けることで、心の安定と日々の小さな幸せを感じることができるのです。

まとめ

ショーペンハウアーの「幸せの3つの要素」

  1. その人自身の性格や考え方(人柄や人間性)
  2. その人が持っているもの(お金や物)
  3. その人が他人に与える印象(名声や評価)

私は2番目と3番目に振り回されて苦しい思いをしましたが、今は「自分自身」を大切にすることで、心の平穏を手に入れています。他人と比べず、自分らしく生きることで、小さな幸せを感じられるようになりました。

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おまけトーク

ゆーせい
ゆーせい

「自分でコントロールできること」と「できないこと」を分けると、やるべきことが見えてくるんですよね🤔💡
例えば、他人の評価やSNSの成功話は気にしても仕方ないけど、自分の行動や努力は変えられる!🎯✨ それに気づいてから、無駄な悩みが減って気持ちがラクになりました😊🌱
自分で変えられることに集中するって、本当に大事だなって思います👍✨

んじゃ、またねー!

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