「バビロン大富豪の教え」の中で、特に印象に残った章の一つが「貯えた金に働かせよ」という教えです。この教えは、貯金そのものを目的にするのではなく、貯めたお金をさらに増やす手段として使うべきだと説いています。例えるなら、貯金は単なる「種」であり、それを「育てて収穫を得る」ことが重要なのです。
この考え方に触れたとき、私は過去の失敗を思い出しました。20代の頃、ボーナスや貯蓄が少しずつ増えていくと、「このお金は崩したくない」という思いが強くなり、銀行口座にそのまま眠らせていました。確かに、その時点では「貯金がある安心感」が大きな力でしたが、時間が経つにつれて、円安や物価の上昇で実質的な価値が目減りしていることに気づいたのです。
貯金するだけではもったいない！
「お金を部下にする」という考え方
この本では、お金を「働き者の部下」と捉えることが推奨されています。自分が働いて得たお金をただ眠らせるのではなく、それに「働く場」を提供することで、さらに新たなお金を生み出すというわけです。この視点は、投資を始めるきっかけとしても非常に刺激的でした。
私が実践したのは、まず手堅い資産運用からスタートすることでした。S&P500に連動する投資信託を毎月定額で積み立て始め、リスクを分散しつつ、長期的な成長を目指しました。最初は「値下がりしたらどうしよう」と不安でしたが、「このお金は自分の部下だから、焦らずに成果を待つ」と考えると気持ちが楽になりました。
目の前の「欲望」との戦い
この教えを実践するには、「今すぐ欲しいもの」と「将来のために必要なもの」のバランスを取ることが大切です。本の中でも、バビロンの登場人物たちは、目先の誘惑に負けないことの重要性を強調しています。
私自身、欲望に優先順位をつけることで、無駄遣いを防ぐようになりました。具体的には、「家族で旅行をするための資金」と「趣味で使うお金」を明確に分け、投資用の口座は別管理にしています。この分け方を徹底することで、目の前の欲望に流されることなく、資産を増やす土台を築くことができました。
貯めるだけでは終わらない
お金をただ「貯める」ことに満足していた時期を振り返ると、私は金銭的な「守り」に徹していただけでした。しかし、この本を読んで「攻めの資産運用」に目を向けることができました。お金を賢く働かせることで、得られる安心感や将来への希望が全く違うものになったのです。
まとめ
「貯えた金に働かせよ」という教えは、一見シンプルですが、その実践には計画性と忍耐が求められます。そして何より、自分が「お金に支配される」のではなく、「お金をコントロールする」という姿勢が必要です。この考え方に出会えたおかげで、私はお金に対する捉え方を大きく変えることができました。
これからも、お金を「部下」として働かせ、豊かな未来を築いていきたいと思います。そして、この考え方が少しでも多くの人の参考になれば幸いです。
- 「貯えた金に働かせよ」とは
お金を貯めるだけでなく、投資などで増やす手段として活用する教え。 - お金を「部下」に例える発想
自分が働いて得たお金をさらに働かせることで、新たなお金を生み出す。 - 投資の実践例
定額で投資信託を積み立て、リスクを分散しながら資産を増やすことを意識。 - 目の前の欲望とのバランス
使うお金と貯めるお金を明確に分け、目的別に管理することで無駄遣いを防ぐ。 - 守りから攻めへの転換
貯金に満足せず、投資を通じて資産を増やし、将来への安心感を得る。 - 重要なポイント
お金をただ「貯める」のではなく「働かせる」意識を持つことで、豊かな未来を築ける。
おまけトーク
最近の円安ニュース📉を見て、日本円だけで貯蓄するリスクを痛感しました💦。
昔は「円は安全」と思ってたけど、円の価値が下がると海外旅行✈️や輸入品🛍️が高くなる影響が…。
資産を守るためには投資や通貨分散が大事だなと実感✨。
んじゃ、またねー！
